Example 2022.09.03

Touchless Trash Can 自動開閉ゴミ箱

ゴミ箱のセンサーに手をかざすだけで自動開閉します!! ゴミ箱のセンサーに手をかざすだけで自動開閉します!!

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使っているVIVIWARE Cell VIVIWARE Cell


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    C

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    M

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    S

その他使っているもの Other Parts


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  • MDF 5mm

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2020 年9月25日に柏の葉で開催予定の「VIVITA ROBOCON 2022 in 柏の葉」、なんと今回は、いままで参加者だった中高生がクルーとなって企画・運営をしています。

そのクルーの一人・隼介が、VIVIWARE Cellを活用してゴミ箱のフタが自動で開いて閉じるシステムを作ってくれました!

仕組み

VIVIWARE Cell Measure(以降、Measure Cell)に手をかざすと、ゴミ箱のフタが5秒間開き、5.5秒後、自動的に閉じるようになっています。

Measure Cellを取り付けたフタがこちらです。

MDFをカットした棒をサーボに取り付けて、フタを開閉しています。フタが開いたところです。

Ver.0.00

一番最初は、Measure Cellはフタについておらず、このように壁に取り付けていました。

 

試しに動かしてみたところがこちらです!

ここでは、フタを開けるために、まずユニバーサルプレートをカットして、サーボホーンにネジとマスキングテープで固定しました。

そして、センサーからの値を受け取ったらサーボを動かしてフタを開け、5秒間開いたままにしたあと閉じる、というプログラムにしていました。

ここで作業風景も一枚。

電動ドリルでサーボに合わせてサーボホーンに穴を開けています。

 

Ver.1.00

翌日、サーボに固定していたフタを開けるパーツがはずれてしまったり、「センサーの位置をもっと使いやすい場所に!」というリクエストもあり、さっそく修正します。

フタを開けるパーツは、厚みのある5mmのMDFでカットしてつくり直し、サーボホーンの穴を3mmに拡張して、安心と信頼のねじで固定しました。

VIVIWARE Cell格納箱

VIVIWARE Cell各種と電池をどう格納するかを考えた結果、VIVIWARE Cell CoreVIVIWARE Cell Servo・電池ボックスがすっぽりと格納できる、ピッタリサイズの箱を設計。

Measure Cellがゴミ箱の蓋の上にあるので、接続用のUSBケーブルと開閉用サーボの配線を通す穴をあけてあります

箱の中はこうなっています。

 

プログラム

まず、全体像がこちら。

「開いている時間は長めがいい」というリクエストに対応したり、「メンテナンスモード」も追加しよう!などなど、どんどんアップデートしていき、最終的にはこうなりました!

基本的なプログラムは、Measure Cellが基準値以下の距離になった時に信号を出力し、Compare モジュールを使って、後述の開閉時間制御のプログラムを起動しています。

また、蓋が開いているときは、Measure Cellの検知できる壁などとの距離が変わり、検知した値が変化して開閉時間が異常に短くなるなどのトラブルがあったため、蓋が開いているときはSelector モジュールMeasure Cellの信号を完全にシャットアウトしています。

開閉時間

このプログラムではDelay モジュールCompare モジュールを主に使っているので、開閉時間を変更した場合にはDelay モジュールの数値を修正します。

まず、2つあるうちの上のDelay モジュールは、純粋な開閉時間の設定です。なので、先に上のDelay モジュールを設定します。

その次に、下のDelay モジュールは、蓋が開いているときに蓋が壁などと近くなってセンサーの値が変化し、誤作動するのを防ぐため蓋が開いているときはセンサーの値を無効化するためのDelay モジュール(正確には無効にする時間)です。

ですので、蓋が開いて閉まるまで大体「開き時間+閉まりきるまでの時間0.5秒」の時間がかかるため、上のDelay モジュールの時間+0.5秒で設定します。

メンテナンスモード

メンテナンスモードとは、ゴミ箱の掃除などメンテナンスの時に、オート開閉からマニュアル開閉に切り替えるモードのことです。

メンテナンスがやりづらいことに気づき、追加しました。

切り替えにはToggle with reset モジュールを使い、オート選択時はOut は信号falseで、さらにnot モジュールを使い、オートプログラムの方に接続されているサーボのActivatetrueにしています。

メンテナンスモード時には、プログラム内のButton モジュールを使って、Outの信号をtrueにし、マニュアル開閉のプログラムに繋がっているサーボのActivatetrueにしています。

マニュアル開閉のプログラム自体は、普通のサーボの制御プログラムです。

また、作業終了時にオートへ戻すのを忘れないようにするため、メンテナンスモード中はビープ音が鳴ります。

プロジェクトシェア

おわりに

今回の自動開閉ゴミ箱、ふと思いつき作ってみたので荒削りな感じもありましたが、ユーザーからのフィードバックを色々といただきかなりいい感じに仕上がりました。これを応用したらと考えると色々と広がりますね。

おまけ

この新しいゴミ箱について、「施設利用者に見せるため動画を撮るので、このゴミ箱について説明してくれますか」と隼介にお願いしたところ、練習なし一発で撮影したものががこちらです。

 

さて、VIVIWARE Cellで、身近なものを簡単に便利にすることができました。

次は何をハックできるか?!

ではまたいつか!

 

(Created by Syunsuke, Written by Syunsuke & taotao)

2020 年9月25日に柏の葉で開催予定の「VIVITA ROBOCON 2022 in 柏の葉」、なんと今回は、いままで参加者だった中高生がクルーとなって企画・運営をしています。

そのクルーの一人・隼介が、VIVIWARE Cellを活用してゴミ箱のフタが自動で開いて閉じるシステムを作ってくれました!

仕組み

VIVIWARE Cell Measure(以降、Measure Cell)に手をかざすと、ゴミ箱のフタが5秒間開き、5.5秒後、自動的に閉じるようになっています。

Measure Cellを取り付けたフタがこちらです。

MDFをカットした棒をサーボに取り付けて、フタを開閉しています。フタが開いたところです。

Ver.0.00

一番最初は、Measure Cellはフタについておらず、このように壁に取り付けていました。

試しに動かしてみたところがこちらです!

ここでは、フタを開けるために、まずユニバーサルプレートをカットして、サーボホーンにネジとマスキングテープで固定しました。

そして、センサーからの値を受け取ったらサーボを動かしてフタを開け、5秒間開いたままにしたあと閉じる、というプログラムにしていました。

ここで作業風景も一枚。

電動ドリルでサーボに合わせてサーボホーンに穴を開けています。

Ver.1.00

翌日、サーボに固定していたフタを開けるパーツがはずれてしまったり、「センサーの位置をもっと使いやすい場所に!」というリクエストもあり、さっそく修正します。

フタを開けるパーツは、厚みのある5mmのMDFでカットしてつくり直し、サーボホーンの穴を3mmに拡張して、安心と信頼のねじで固定しました。

VIVIWARE Cell格納箱

VIVIWARE Cell各種と電池をどう格納するかを考えた結果、VIVIWARE Cell CoreVIVIWARE Cell Servo・電池ボックスがすっぽりと格納できる、ピッタリサイズの箱を設計。

Measure Cellがゴミ箱の蓋の上にあるので、接続用のUSBケーブルと開閉用サーボの配線を通す穴をあけてあります

箱の中はこうなっています。

プログラム

まず、全体像がこちら。

「開いている時間は長めがいい」というリクエストに対応したり、「メンテナンスモード」も追加しよう!などなど、どんどんアップデートしていき、最終的にはこうなりました!

基本的なプログラムは、Measure Cellが基準値以下の距離になった時に信号を出力し、Compare モジュールを使って、後述の開閉時間制御のプログラムを起動しています。

また、蓋が開いているときは、Measure Cellの検知できる壁などとの距離が変わり、検知した値が変化して開閉時間が異常に短くなるなどのトラブルがあったため、蓋が開いているときはSelector モジュールMeasure Cellの信号を完全にシャットアウトしています。

開閉時間

このプログラムではDelay モジュールCompare モジュールを主に使っているので、開閉時間を変更した場合にはDelay モジュールの数値を修正します。

まず、2つあるうちの上のDelay モジュールは、純粋な開閉時間の設定です。なので、先に上のDelay モジュールを設定します。

その次に、下のDelay モジュールは、蓋が開いているときに蓋が壁などと近くなってセンサーの値が変化し、誤作動するのを防ぐため蓋が開いているときはセンサーの値を無効化するためのDelay モジュール(正確には無効にする時間)です。

ですので、蓋が開いて閉まるまで大体「開き時間+閉まりきるまでの時間0.5秒」の時間がかかるため、上のDelay モジュールの時間+0.5秒で設定します。

メンテナンスモード

メンテナンスモードとは、ゴミ箱の掃除などメンテナンスの時に、オート開閉からマニュアル開閉に切り替えるモードのことです。

メンテナンスがやりづらいことに気づき、追加しました。

切り替えにはToggle with reset モジュールを使い、オート選択時はOut は信号falseで、さらにnot モジュールを使い、オートプログラムの方に接続されているサーボのActivatetrueにしています。

メンテナンスモード時には、プログラム内のButton モジュールを使って、Outの信号をtrueにし、マニュアル開閉のプログラムに繋がっているサーボのActivatetrueにしています。

マニュアル開閉のプログラム自体は、普通のサーボの制御プログラムです。

また、作業終了時にオートへ戻すのを忘れないようにするため、メンテナンスモード中はビープ音が鳴ります。

プロジェクトシェア

おわりに

今回の自動開閉ゴミ箱、ふと思いつき作ってみたので荒削りな感じもありましたが、ユーザーからのフィードバックを色々といただきかなりいい感じに仕上がりました。これを応用したらと考えると色々と広がりますね。

おまけ

この新しいゴミ箱について、「施設利用者に見せるため動画を撮るので、このゴミ箱について説明してくれますか」と隼介にお願いしたところ、練習なし一発で撮影したものががこちらです。

さて、VIVIWARE Cellで、身近なものを簡単に便利にすることができました。

次は何をハックできるか?!

ではまたいつか!

(Created by Syunsuke, Written by Syunsuke & taotao)

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